聖マリアンナ医科大学の
SDGsへの取り組み
「教育」「研究」「臨床」の総合力で、
持続可能な社会を実現します
学長メッセージ
Message from the President
聖マリアンナ医科大学は、日本で唯一のカトリック系医科大学です。『生命の尊厳』と『人類愛』を建学の精神に掲げ、社会に貢献できる医師の養成を行っております。2021年に建学50周年を迎え、今後ますます「教育」、「研究」、「臨床」を中心に、SDGsへの貢献、持続可能な社会の構築に取り組んでまいります。
大学卒前教育においては、医師として生涯にわたって必要な「多職種連携に必要な能力の開発」にも力を入れます。すなわち、学生のうちから看護、薬学などを学ぶ学生同士の交流やディスカッションの機会を作り、様々な専門家や職種、そして地域とのパートナーシップがとれる医師の養成をいたします。
一方、世界に目を向ければ、出産による乳幼児や妊産婦の死亡をはじめ、たくさんの尊い命が日々失われています。今後は「途上国への医療支援」、「途上国の医療従事者に向けた教育支援」に加えて、学生には「学生同士の国際交流機会の充実」など、学生のうちにグローバルな視点を養えるような取り組みも強化していきたいと考えています。
さて、医療の世界でも、人工知能(AI)やロボットなどを取り入れた技術革新が進んでいます。私たちは新しい時代の医療を切り開くため、「未来の医療を創る“医療人2030”育成プロジェクト」を立ち上げ、医療以外の分野との融合、デジタルネイティブ世代の育成にも取り組んでいます。詳しくは「未来の医療を創る“医療人2030”育成プロジェクト」をご覧ください。
以上、本学におけるSDGsへの取り組みについて一部を紹介しました。我々は、キリスト教的人類愛に基づくマリアンナスピリッツをもって、世界を視野に入れ、誰もが人としての尊厳が守られ活躍できる持続可能な社会を目指します。
部会長メッセージ
Message from the Chairman
20世紀後半以降、文明は科学技術の進歩により急速な発展を遂げ、その恩恵を受けた人々の生活は飛躍的に向上しました。その一方で、自分さえ、自国さえ良ければいいという考えの下、搾取拡大による地球規模の環境破壊や資源の枯渇、そして貧困問題など、様々な問題が浮き彫りとなりました。人類はやっと自らの過ちの深さに気付きはじめ、2000年にミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs )を、そして2015年に「誰一人取り残さない-No one will be left behind」を理念に掲げ、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)のための2030 Agendaを国連で採択しました。これは現代に生きる私たちに課された試練であり、自分たち、自国だけの利益だけを考えず、人類が共に生きていくという視点で物事を考えなければ未来の世界を築くことはできません。
本学は、キリスト教精神に基づく医科大学として、これまでもSDGs達成への取り組みを様々な活動を通して行なってきました。これからもSDGsの達成に向けて、本学の学生、教職員、同窓生が社会と連携し、教育・研究・医療活動において実践的な改革に取り組むと同時に、SDGsの目標と自身の活動との関わりを常に考え、社会のために進んで奉仕できる人材の育成に取り組んでいきます。
SDGsニュース
SDGs News
24.06.25
「THEインパクトランキング2024」のSDGs別ランキングで世界83位にランクイン
イギリス高等教育専門誌Times Higher Education (THE)による「THEインパク […]
開発アジェンダの節目の年、2015年の9月25日-27日、ニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。 将来に向けて、地球上で暮らすあらゆる人たちがより幸せに生活していけるよう世界中の国が約束した目標、それが「世界を変えるための17の目標と169のターゲットからなる“持続可能な開発目標(SDGs)”」です。そして、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。