聖マリアンナ医科大学の SDGsへの取り組み

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本学におけるSDGs取り組み事例のご紹介(ペーパーレス)

2025.02.10 カテゴリー:SDGsニュース

〇画像センター(大学病院)

画像センターでは20241月から業務で使用する一部の紙をペーパーレス化し、年間約17万枚以上の紙を削減しました。この取り組みでは、紙の役割をタブレット端末に移行することでペーパーレス化を実現しました。削減した紙17万枚は、約90kgCO2削減に相当します。

ペーパーレス化の効果として、まずコスト削減が挙げられます。紙や印刷に必要なプリンターのインク代、運搬費などのコストが削減されました。次に、業務環境の改善も大きな効果として現れました。紙を運搬する必要がなくなり、業務の人的導線が大幅に改善され、スタッフからは「業務環境が改善した」との声が多く寄せられました。さらにタブレット端末の利用により、最新の臨床情報を検査直前まで確認できるため、患者さんをご案内する際のトラブルが減少し、医療の安全性が向上にも貢献しました。

このように、画像センターはペーパーレス化により様々な恩恵を受けることができました。今後もさらなる紙の削減も継続し、SDGsに関する取り組みを継続していきたいと思います。

画像センター① 画像センター②

 

〇看護専門学校

本校は、持続可能な開発目標(SDGs)の理念に基づき、持続可能な教育(ESD)と学校運営の実現を目指し、ナイチンゲールが提唱した「環境を整える力」を指針とし、医療現場においても持続可能な資源利用を実践できる看護師を育成することを重要な使命と考えています。

事務作業の自動化によるペーパーレス推進: 本校ではDX(デジタルトランスフォーメーション)ツールを活用することで、業務プロセスを効率化し、環境負荷の低減とコスト削減の両立を図っています。たとえば、メール送信や資料作成を自動化することで、紙でのやり取りを減らし、業務のスピードと正確さを向上させました。これにより、人的ミスの削減や対応時間の短縮が可能となり、よりスムーズな運営が実現しています。また、実習施設への案内・依頼文書、教職員の月次報告書などもデジタル化を進め、オンラインで完結できる仕組みを構築しました。これにより、紙の印刷や郵送にかかるコストを削減するとともに、情報の共有を迅速かつ正確に行えるようになりました。

環境への貢献: 本校が取り組んできたペーパーレス化により、年間約30万枚もの紙を削減し、環境負荷の低減に寄与しています。これは、約100万枚以上の紙を年間で使用していた従来の運用から、大幅な削減を実現した成果です。紙資源の節約は、森林資源の保護や温室効果ガスの削減にもつながり、SDGsの目標達成に貢献しています。今後もペーパーレス化を推進し、さらなる紙の削減を継続していきます。

看護教育におけるSDGsの取り組み: 看護教育においてはペーパーレス化と共に、持続可能な医療と環境保全についての学びを深めるため、授業や実習でエコ意識や省資源の重要性を伝えています。例えば、タブレット端末を活用した電子テキストによる授業や、デジタル技術を用いた学習方法の導入により、学習環境の利便性を向上させると同時に、環境負荷の削減に貢献しています。また、医療現場におけるサステナブルな看護の実践についても教育を行い、学生が将来、医療従事者として環境に配慮した医療を提供できるような意識を育むことを目指しています。

 

看護専門学校① 看護専門学校②

聖マリアンナ医科大学は持続可能な開発目的(SDGs)を支援しています
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