聖マリアンナ医科大学の SDGsへの取り組み
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病気と就労の両立支援
2023.05.01 カテゴリー:活動テーマ:地域社会貢献
- 活動概要
- SDGs17目標の3つ目のテーマは “だれもが健康で幸せな生活を送れるようにしよう”です。今後は労働力の高齢化が進むことが予測され、事業場において疾病を抱えた労働者の治療と仕事の両立への対応の必要性が高まることは必至です。
当院では、神経難病の治療を行いながら就労されている方、脳卒中後遺症を抱えながら就労されている方を対象とし、2020年8月より脳神経内科 両立支援外来を開設しています。脳神経内科 両立支援外来ではソーシャルワーカーと連携協力のうえ、産業医資格を有した神経内科専門医、リハビリテーション専門医、社会医学系専門医といった医師が、患者さんの状況に合わせて担当し、事業場における産業医や安全衛生管理者と直接的に意見書の交換を行います。本外来を通じ、心身の状態に合わせた適切な働き方と、適切な業務内容を設定し、最良のプランを事業場に提案できることを目的にしています。 - 目標
- ■ 神経内科領域の診療ガイドライン、脳卒中診療ガイドラインにおいて「治療と仕事の両立支援」分野が掲載される
■ 全国の医療機関において、専門外来として「両立支援外来」が開設される
■ 様々な学会において、一つのテーマとして「両立支援」が取り上げられる - 目標への取組
- ■ 両立支援外来における事例の蓄積
■ 大学病院に加え、附属病院にも両立支援外来を開設
■ 多くの学会において「両立支援」に関するシンポジウム講演を行ない、概念を普及させる